池田市外の方へのご案内

【池田市とは】

池田市へのアクセス

池田市は、大阪府の北部に位置し、兵庫県との府県境に接する市です。古くから交通の要衝として栄え、北摂地域の中心地として発展してきました。  

近年は、大阪国際空港や複数の幹線道路が整備され、交通の便が利便性の高い住宅都市としても知られています。五月山の緑や猪名川の清流に囲まれた自然豊かな地域でもあり、自然と都市機能のバランスが取れた住みやすい地域として知られています。また池田市は都市部へのアクセスが良く、自然も身近に感じられる「コンパクトで快適な都市」です。  

 ・猪名川(いながわ)流域に広がる自然豊かな地形

 ・市の北側には五月山などの山地がある

 ・大阪市中心部から阪急宝塚線で約20分とアクセス良好

 ・宝塚方面へも便利で宝塚駅まで約15分

【近隣の主要交通拠点】

・自動車(高速道路)

 ・中国自動車道(中国池田IC)

 ・阪神高速11号池田線(池田出入口)

・大阪国際空港(伊丹空港)まで車で10分と国内線利用に便利

・新大阪駅:電車で約30分(梅田乗換)

・神戸・京都方面へもアクセス良好(電車・車ともに1時間以内)

関連ホームページ

https://www.city.ikeda.osaka.jp/shisei_info/gaiyou/about/1418637389406.html

東急と阪急は似ている?

東急と阪急は、よく似ていると言われています。両社とも上品でイメージを重視した都市ブランドづくりに長けています。例えば、東急田園都市線と阪急宝塚線は、「郊外型高級住宅地」を売りにしています。


理由を挙げます。五島慶太(東急グループ創始者)と小林一三(阪急グループ創始者)は、直接の師弟関係ではありませんが、思想的・経営手法において、非常に強い影響を与え合っています。五島慶太は、小林一三の事業モデル(電車・不動産・百貨店の一体経営)に強く影響を受けており、東急グループは阪急を模範とした部分が多くあります。


両社は電車を移動手段以上のものとして扱い、沿線の暮らしの質やイメージを重視する戦略をとっています。清潔な電車や整った駅舎は「高級品な沿線生活」を象徴し、不動産や商業施設の価値を高めています。電鉄会社が単なる輸送業に終わるのではなく、「人を運ぶための理由」つまり新しい需要を作り出すために、沿線の住宅開発、百貨店、娯楽施設、学校などを沿線に誘致し、沿線価値を上げる政策を取りました。


例えば、東急の五島慶太は、1934年に田園都市構想の一環として、日吉に慶応大学の日吉校を誘致しました。当時日吉は発展途上の郊外でしたが、慶応誘致により一気に高級住宅化が進みました。これは、小林一三の強い要請を五島慶太が受け入れたと言われています。


実際同年に小林一三も、関西学院大学を神戸市中央区原田の森から西宮市上ヶ原に誘致をしました。これら誘致は単なる偶然ではなく、私鉄経営者たちの「沿線価値を高める戦略」であったのです。


そういう歴史もあり、東急と阪急はよく似ているのです。
最近では、両社が同時に「SDGsトレイン」を走らせています。


池田市にある阪急文化財団が運営する逸翁(いつおう)美術館と東急大井町線にある五島美術館には展示品の交換をするなど、今も繋がりがあります。
小林一三は、山梨県韮崎市生まれですが、終(つい)の住処を池田としました。


韮崎には南アルプスと釜無川があり、池田には五月山と猪名川があり、地形も似ていることも一三が池田に住んだ理由とも言われています。


池田市には阪急電鉄宝塚線石橋阪大前駅と池田駅の2駅があり、梅田から15-20分と利便性が高く、素晴らしい自然環境があります。
(文責:古川裕倫)

姉妹都市、オーストラリア・ローンセストン、中国蘇州紹介

ローンセストン市(Launceston)は、オーストラリア大陸の南東にあるタスマニア島北部に位置する都市です。


池田市とローンセストン市が姉妹都市になったきっかけは、1963年に始まった池田市とローンセストン市の学生が学校の交流プログラムとして文通が大阪府池田市とオーストラリア・タスマニア州のローンセストン市(Launceston)は、1963年に始まった若者同志の文通をきっかけに姉妹都市提携を結んだという、非常にユニークで心温まる背景を持っています。


この交流が両市の学校間でも広がり、教育関係者や市民同士の関心を呼びました。交流が深まる中で、1965年(昭和40年)に正式に姉妹都市提携が結ばれました。


翌年以降、積極的に海外都市との交流を模索する中で、英語圏かつ治安がよく、教育水準も高いローンセストン市が提携候補に選ばれました。


ローンセストン市はオーストラリア南部のタスマニア島北部、タマール川沿いにあります。川があり山があるのは、池田市とよく似ています。


特徴としては、自然が豊かで、歴史的建造物も多く、教育機関や芸術文化活動も盛んです。気候は温帯性気候で夏も比較的涼しい。


池田市とローンセストン市の交流は、学校間の交換プログラム、市民訪問団の派遣、文化・芸術交流などを通じて今も活発に続いています。

(関連ホームページ)
https://www.city.ikeda.osaka.jp/soshiki/siminseikatsu/jinkenbunka/shimai/1415930412403.html

池田市(大阪府)と中国・蘇州市との姉妹都市提携は、日中両国間の友好交流の一環として行われたもので、1980年に正式に提携が結ばれました。その経緯には以下のような背景があります。


提携の経緯と背景としては、民間レベルの友好交流がきっかけとなりました。

1970年代後半、日中国交正常化(1972年)以降、地方自治体間の友好都市提携が各地で進み、池田市と蘇州市もそうした動きの中で関係を築き始めました。


池田市は古くから文化や教育を重視してきた町であり、蘇州も中国有数の文化都市で、庭園や伝統工芸などで知られています。こうした文化的共通点が、姉妹都市提携の機運を高めました。

【池田市の子育て】

池田市の教育レベル

池田市の全国学力・学習状況調査の結果について
(広報いけだ 2024年12月号から抜粋)
 
令和6年度全国学校・学習調査は、全国の小学生6年生と中学3年生を対象に令和6年4月18日に実施されました。今年度の学力調査は、国語・算数(数学)で行われました。また、学習状況調査は、学習意欲、生活環境などについてアンケート形式で行われました
(本調結果の詳細は、池田市ホームページをご覧ください)。https://www.city.ikeda.osaka.jp/material/files/group/27/20241029.pdf

【結果概要】

平均正解率

【小学校】国語算数
池田市69.264.8
大阪府65.962.6
全国67.763.4
【中学校】国語算数
池田市61.156.9
大阪府57.151.4
全国58.152.5

【小学生児童質問について】
「先生は、あなたのよいところを認めてくれていると思いますか」に対し、肯定的に回答した児童の割合が94.34%と高く、児童の個性を大切にした関わりができていると考えられます。今後も、個性や多様性を認め合い、安心して授業や学校生活を送ることができる風土をつくるとともに、児童一人一人が活躍することのできるよう、多様な場の設定を図り、個性が輝く魅力ある学校づくりに取り組んでいきます。

【中学生生徒質問について】
「いじめは、どんな理由があってもいけないことだと思いますか」に対し、「当てはまる」と強い肯定で回答した生徒の割合が69.4%(全国77.5)で全国を下回っていました。「どちらかといえば当てはまる」と回答した生徒も含めれば93.9%ですが、この項目については、強い肯定で回答する割合を限りなく100%に近づけたいと考えています。

【ICT環境の活用状況について】
「PC・タブレットなどのICT機器を、どの程度使用しましたか」に対し、「ほぼ毎日」と回答した児童・生徒の割合は、小学校が49.6%(全国25.3%)、中学校が62.5%(全国31.0%)で、本市はICT機器の使用頻度が高く、授業におけるタブレット使用が全国比較において進んでいる状況にあります。ICT機器の活用が、新しい学びの可能性を開き、時代の変化に対応した学力を養っていくことを踏まえ、引き続きICT機器の積極的かつ効果的な活用を推進していきます。

五月山(さつきやま)動物園

阪急宝塚線池田駅から北に徒歩15分にある日本で2番目に小さい動物園。オーストラリアの珍獣ウォンバットが2025年4月現在3頭おり、近々新たに2頭が来園する予定です。


ウォンバットは子どもたちに大人気であり、また全国にはウォンバッターと呼ばれるファンが数万人いると言われています。


なお同日現在、五月山動物園は改装中であり、お休みです。
お出かけの際はホームページなどでご確認ください。入場無料。
https://www.ikedashi-kanko.jp/spot/recommend-spot02

第3子誕生以降は車が無料貸与される

池田市の「エンゼル車提供制度」は、子育て支援の一環として、第3子以降の出産家庭に対し、ダイハツ工業株式会社の新車を3年間無償で貸与する制度です。


この取り組みは、池田市が目指す「子ども・子育て支援日本一のまち」の実現に向けた施策の一つとして、平成29年(2017年)4月1日から開始されました。


この制度は、地元企業であるダイハツ工業株式会社と池田市が連携したユニークな子育て支援策として注目されています。他にも池田市では、出産祝いとして「エンゼル祝品支給制度」も実施されています。詳細については、池田市の公式ウェブサイトをご覧ください。

https://www.city.ikeda.osaka.jp/soshiki/siminseikatsu/sogomadoguchi/kosodateshien/1495606517643.html

ダイハツ工業株式会社では『Humobility World(ヒューモビリティワールド)』は、「くらしを考える、軽を考える」をテーマに、体験型展示を中心に“楽しみながら学び、体験・発見できる施設”として、小学校の社会科見学をはじめ、一般の方の見学など、広く公開しています。

詳細はホームページをご覧ください。↓

https://www.daihatsu.com/jp/facilities/hw/

卵子冷凍費用の助成金

池田市では、女性の多様なライフスタイルやキャリア形成を支援するため、卵子凍結費用の助成制度を実施しています。この制度は、将来の妊娠や出産に備えたいと考える女性を対象に、経済的な負担を軽減することを目的としています。上限一人20万円まで。

この制度は、関西の自治体では初の取り組みとなっており、キャリアや結婚などのライフプランに合わせた、出産の機会を保つ後押しとなっています。


詳しくは、池田市公式ウェブサイトの「卵子凍結費用助成事業」ページをご覧ください。

https://www.city.ikeda.osaka.jp/soshiki/kodomo/k-mirai/18196.html

【池田市の歴史】

タカラヅカを創った小林一三の足跡

小林一三の功績や収集品を発信する阪急文化財団

阪急文化財団は、大阪府池田市に以下の文化施設を運営しています。これらの施設は、阪急電鉄や宝塚歌劇団の創設者である小林一三(こばやし いちぞう)氏の功績や収集品を中心に、地域の文化・芸術・歴史を発信しています。

1.逸翁美術館(いつおうびじゅつかん)

概要:小林一三氏(雅号:逸翁)が生涯をかけて収集した美術工芸品約5,500点を所蔵。古筆・絵巻・日本画・陶磁器・漆芸品などを中心に、年数回の企画展を開催している。
所在地:池田市栄本町12-27
アクセス:阪急宝塚線「池田駅」から徒歩約10分
(公式サイト)https://www.hankyu-bunka.or.jp/itsuo/

2.マグノリアホール

概要:逸翁美術館内にある多目的ホール。1905年製のスタインウェイ・グランドピアノを活用したコンサートや講演会など、多彩なイベントを開催している。

3.小林一三記念館

  • 概要:小林一三氏の旧邸「雅俗山荘(がぞくさんそう)」を中心に、その生涯と実績を紹介。建物の内部は居住当時の状態を復元しており、往時を偲ばせる。
  • 所在地:池田市栄本町12-27
  • 公式サイト:https://www.hankyu-bunka.or.jp/kinenkan/

4.池田文庫

概要:1949年に開館した企業図書館で、阪急電鉄や宝塚歌劇、歌舞伎、民俗芸能に関する資料を約28万冊所蔵。小林一三の蔵書8,000冊もあり。

公式サイト:https://www.hankyu-bunka.or.jp/ikedabunko/

所在地:池田市栄本町12-1

アクセス:阪急宝塚線「池田駅」から徒歩約10分

タカラヅカの小林一三とカップヌードルの安藤百福

池田市ゆかりの2人の著名人、「小林一三(こばやしいちぞう)」と「安藤百福(あんどうももふく)」は、日本の経済・文化・食に大きな影響を与えた人物です。

小林一三

(1873年~1957年)

🔹 概要

– 実業家、政治家、文化人

– 阪急電鉄・宝塚歌劇団の創設者

– 池田市の名誉市民第1号

 🔹 主な功績

– 阪急電鉄の創業者として、日本で初めて「鉄道+沿線開発+住宅+娯楽(百貨店・劇場)」を組み合わせたビジネスモデルを展開

– 宝塚市に「宝塚歌劇団」を創設、女性のみで構成される舞台芸術を全国区に

– 梅田に日本初のターミナルデパート(阪急百貨店)を開業

– 政界でも活躍し、商工大臣・鉄道大臣などを歴任、政界でも活躍。

🔹 池田市との関係

– 若いころ、池田での経験が彼の鉄道・都市開発の原点とされる

– 池田市には彼の書画や茶道具などのコレクションを展示する「逸翁美術館」がある。また彼の住まいであった小林一三記念館もある。池田駅から徒歩10分。

🍜 安藤百福

(1910年~2007年)

🔹 概要

– 日清食品創業者、「インスタントラーメン」「カップヌードル」の発明者

🔹 主な功績

– 1958年、池田市の自宅裏の小屋で世界初のインスタントラーメン「チキンラーメン」を発明

– 1971年、世界初のカップ麺「カップヌードル」を発明

🔹 池田市との関係

– 発明の舞台となった池田市に、「カップヌードルミュージアム大阪池田」が開館(2001年)。 自分だけのカップヌードル作り体験が人気。市内では「ラーメン発祥の地」として観光資源にも。池田市名誉市民。

池田市郷土史学会

池田郷土史学会は、大阪府池田市を拠点に活動する歴史研究団体で、地域の歴史や文化の保存・継承を目的としています。池田市内外の歴史的な寺社や文化財を巡る見学会を定期的に開催し、会員による研究成果をまとめた『池田郷土研究』を刊行しています。


その起源は1914年(大正3年)に発足した「池田史談会」にさかのぼり、戦後の1952年(昭和27年)に現在の名称で再結成されました。日本でも最古級の郷土史研究会の一つとされています。阪急電鉄やタカラヅカを創った小林一三が初代顧問でした。

http://ikereki.blogspot.com